CO2
光だけは無ければどうにもなりませんからあぁ
前回は製品の感想でしたが若干私なりの水草の育成ポイントにふれてきたので事のついでに
今回は
CO2を考えます
前回コメントでご意見を頂きましたが
実は私も水草を始めようとしたとき様々にCO2について疑問がわき
自分で試しみたことがありました
前にも触れましたがその水草育成のトレーニングとして
「大磯で育成する」
大磯は定番中の定番であえて私が説明する事もないので割愛致します
これは水質の変化と栄養素、それにCO2それぞれの役目を知りたくて
あえて大磯の環境下で育成しました
下の写真は今回のCO2の話とちょい違う時期ですが
参考までにアップしておきます
まず思いついたのが(光の重要性はその前のプラスティックの20センチキューブで育成したときにわかりました)
「栄養素」
三大栄養素の窒素(N),リン(P),カリウム(K)と微量元素
園芸用の液肥を様々に調べ薄めて使用しておりました
この辺も私が述べるよりAQUA Living様のメインHPでしっかりとしたテキストを読まれれば様々な事を
確認できると思います、実際私もかなりお世話になり、今の育成のほとんどはAQUA Living様のところで
学ばせて頂いたモノです
底床に埋め込むタイプはそれまではGEXのヤツを使ったことが有りましたが
さほど効果は上がりませんでした
それと
それまではCO2は魚が出すし大丈夫!と仮説を立てておりました
が、試しに安い円筒タイプのモノを使用してみました
今は使ってませんが撮影用に付けました
こんなものでホントに添加?してるのと冗談まじりに使用していました
すると日数がたつにつれCO2が筒に無くなりそのままほっておくと
あれぇ ハイグロの生長が全然違う!
葉の大きさといい生長速度といい同じものですか?と聞きたくなるような違い
つまり人間と同じで食品ばかり
食べていても息をしなければ死んでしまいます
これらをハイグロ系水草とアマゾンソードで
試しましたが アマゾンは添加なしでもソコソコいけるのですが
ハイグロ系はこじんまりとしています(種類によって全然違います)
ここで試験紙で試したのですが
拡散筒タイプのCO2添加くらいでは
水質が変わるほどのこともありませんでした
しかし無いのと有るのとでは水草によって生長は大違い
ソイルを使用していない大磯での環境下なので
水質変化のためのCO2でなく、"あくまでも光合成で必要なCO2添加"であることに
自ら経験しました
アマゾンソードは少ないCO2でも効率よく光合成をできると考えた方が水質云々という話より
道筋が通ると思います。
ちなみに下記の写真は同じ種類です
小さい下葉がないのはCO2無添加のストック水槽で成長したヤツ
そして大きく赤いのはソイルでCO2添加のモノです
撮影のためにメインから切って植えました
何故水草によってこれだけ違うのか
そりゃムリもありませんよね
様々な環境下で育って適応してきたものを
それを小さな水槽の単一の環境下でまとめるのは無理というもの。
それと試験紙ではハッキリ言って色の識別ができません
蛍光灯や自然光、電球様々な光が差し込む部屋では試験紙の判定は「大まかな」判定だと思います
データとして使用なさるのであればしっかりとした数値化された機械の導入をおすすめ致します。(使ったことは有りませんが)
初期の頃水質のチエッカーで試験紙を購入して何度も測定しました
しかし今は水質にうるさいものはベテランの方におまかせして
私などは水質の悪化や富栄養に目を光らせコケを生やさない環境下を作りだすことが
先決と感じるこの頃です。
ちなみにストック水槽で
ハイグロをモスを浮かべ光をあえてさえぎり
赤みを帯びさせない、
そしてCO2は無添加でボリュームが出ないようにストックしております(スペースでメリットがでます)
少ない面積で多くの種類をストックできますから
しかしその際本来の姿に戻すまでは時間が若干かかるので生長速度なども
考慮したストック体勢で望むことがポイントとなります
今回の記事は人により考えが違うと思います
私の話とまったく違う方もいらっしゃる方もいるでしょう
しかしながらその環境下で育っていれば結果オーライということで
各人様々にポイントを探し育成していくのが「水草の世界」だと最近感じます
by mizukusax2
| 2008-10-28 15:57
| 器具